2024年04月07日

選抜展屏風作品解説YouTube

香瓔会YouTubeで
今年の選抜展に出品の屏風作品解説動画がアップされました

https://www.youtube.com/watch?v=O9yOkEI4b-0

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よろしければご覧くださいませ
posted by かなぐらふぃ at 17:11| 書道展・展覧会

2024年03月10日

2024伊地知紀子「かな書道教室」作品展 in なんばOCAT

梅の花が美しい季節。
JR難波駅ビルOCAT「春のセンターまつり」の期間中、
日頃の学びの発表の場として毎年、難波市民学習センター主催の作品展に参加しています。

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今回は、短冊または葉書額に古筆臨書や好きな短歌・俳句を自由に書き、手づくりで額装しました。

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↑初雪やかけかかりたる橋の上(芭蕉)伊地知 紀子書

この作品は、プロのカメラマンが撮影しましたと送ってくれましたのでご紹介。
素人撮影だと中金料紙の上の書線が見えなかったのですが、よく見えます。

◆伊地知紀子「かな書道教室」作品展
 と き/3月8日(金)〜17日(日)
     10:00〜17:00(最終日は12:00まで)
 ところ/難波市民学習センター展示室
    (大阪市浪速区湊町1-4-1 OCATビル4階)

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◆かな書道・体験教室も実施します。
 と き/3月12日(火) 18:00〜19:30
 ところ・申込/難波市民学習センター(TEL.06-6643-7010)

◆ホームページ
https://kanagraphy.org/

◆インスタグラム
https://www.instagram.com/ryoshilab/

posted by かなぐらふぃ at 22:53| 書道展・展覧会

2023年06月23日

2023「かな書道教室」書作品P

「かな書道教室」お仲間の作品をご紹介します。

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写真左: 「思はぬにしぐれの雨はふりたけれど 天雲はれて月夜さやけし
      (万葉集)」
写真中央:「朝霧によごれて涼し瓜の土(芭蕉)」
写真右: 「樫の木の花にかまはぬ姿かな(芭蕉)」
(美(び)書)

<作品への想い・感想>
 挑戦してみたかった短冊に嬉しさ倍増!欲張って、芭蕉の句を二句、万葉集から一句の三句を書いてみました。
 それぞれの文字の流れ・連綿工夫の難しさに苦心しましたが、伊地知先生の納得のあるご指導をいただきながら何とか仕上げる事が出来ました。
 仮名の奥深さに心引き締まる思いと伊地知先生の偉大さを感じずにはいられません。有難うございました。(美(び)記)

<講評>
 真ん中の俳句作品の「あさつゆに」の渇筆と、最後の徐々に筆圧をかけた「…うりのつち」のコントラストがとてもいいです。
 短冊をテーマに短歌・俳句と意欲的にチャレンジされて、楽しくお稽古できましたね。短冊の飾り方も三作品違っていて感心いたしました。(紀子 記)
posted by かなぐらふぃ at 10:04| 書道展・展覧会

2023年06月22日

2023「かな書道教室」書作品O

「かな書道教室」お仲間の作品をご紹介します。

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「おぼろ夜に橘の実を盛れるごと灯の美しさ島を見るかな(与謝野晶子)」
(久保 早苗 書)

<作品への想い・感想>
 自宅の寝室に飾ろうと、海に浮かぶ島の風景が想像出来る、爽やかな与謝野晶子の歌を選びました。
 インテリアとしての満足の行く作品には程遠いですが、先生から素敵なデザインの料紙の装飾を教わりましたので、またチャレンジしたいと思っています。(早苗 記)

<講評>
 安定した線で疎密をきかせて書くことができました。
 美しい から紙の継ぎ紙と書の雰囲気が合っていて、インテリアとしても素敵に仕上がったと思いますよ。(紀子 記)
posted by かなぐらふぃ at 11:40| 書道展・展覧会

2023年06月21日

2023「かな書道教室」書作品N

「かな書道教室」お仲間の作品をご紹介します。

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「うみあをし青ひとしづく日の瞳に点じてはるのそらにほはせむ(若山牧水)」
(中川 房子 書)

<作品への想い・感想>
 さわやかさを感じる美しい歌だなあと思い、この歌を選びました。
 伊地知先生と出会うことができ、今の自分があるのも榎倉香邨先生のおかげなので、榎倉先生がお好きだった牧水の歌を感謝の気持ちを込めて書きました。もう少し強弱をつけたかったです。(房子 記)

<講評>
 選歌をイメージされて青系色の料紙に想いを込めた作品。
 優しい雰囲気の中にも何か芯の強さを感じます。丁寧な筆致で感謝の気持ちが伝わる作品になったと思います。(紀子 記)
posted by かなぐらふぃ at 14:58| 書道展・展覧会

2023年06月18日

2023「かな書道教室」書作品M

「かな書道教室」お仲間の作品をご紹介します。

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「しをるるは何かあんずの花の色(松永貞徳)」
(数田 春香 書)

<作品への想い・感想>
 春の句、数点を先生に添削して頂きました。改めてお手本を頂いたのですが、私が書いたものとは全く違い、縦の伸びやかな線を楽しく書くことができました。
 かすれたように見える料紙を選びましたが、もうちょっと墨が入っても良かったかな、という反省もあります。(春香 記)

<講評>
 伸びやかな線の中に、1行目「をるゝ」と2行目「あんず」で筆圧をかけて濃潤さをだし周囲をグラデーションの渇筆で表現することにより、立体的な表情をつくることができました。これは運筆力がないと書けないことです。
 作品本紙を右上に配置し、金色と赤の紙を添えたのも効果的だったと思います。
 今回はややキメが粗めの紙質のように思いますので、次は違った紙質の作品も拝見したいと思いました。(紀子 記)
posted by かなぐらふぃ at 17:14| 書道展・展覧会